2020年12月7日書き直し
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抗不安薬だけで、うつ病を治すことは難しい
うつ病を治療するために、まず心療内科に通院して抗不安薬の服用を始めることは、回復への第一歩であることは、間違いありません。
しかしながら、10年間うつ病とお付き合いしてきた私の経験から言わせてもらえば、以前の生活を取り戻すことを、薬だけに頼って実現する事は、非常に難しいと思います。
私は、この当たり前の事実に到達するのに10年もかかってしまいました。
うつ病は、ストレスによって神経伝達物質が不足し、脳の思考回路がうまく働かないことが原因であることが、証明されています。
うつ病時に、処方される抗不安薬とは、簡単にいってしまえば神経伝達物質の代わりに作用する物資で、それにより脳の思考回路を無理やり動かし、不安や落ち込みから回復させるものです。要するに対処療法に過ぎないのです。
本当に根本的な回復を目指すのであれば、うつ病の原因となったストレスの部分に対してなんらかの対処をすべきなのです。この根本的に回復するという事を、精神科医は決して教えてくれません。
なぜなら、精神科医の仕事は患者のメンタル状況を聞いて、その患者に効果があると思われる薬を処方する事だからです。
患者が抱えるストレス要因(人間関係や仕事のトラブル)を取り除くことや、うつ病の再発を防ぐための助言等では、診療報酬は得られません。なので、予防やストレス軽減に積極的な精神科医は、あまりいません。
つまり、漠然と「お医者さんに任せておけば大丈夫」と考えていた私は、大馬鹿野郎であったという事です。
しば
当時の私は、処方されてた薬だけを服用し、あとはボーっとしていました(休日は家でボーッとする、何も考えずゲームする、できるだけ疲れないよう休日はずっと家でゴロゴロする)、それで、回復したか?というと、当たり前ですが根本的な対処になっていないので、なかなか回復の実感が得られないませんでした。
少し良くなったかなと思っても、またしんどくなるの繰り返しでした。
対処療法ではなく、根本的な治療をすべきで読書はその選択肢の1つです
結局、うつ病を改善する為には、生活習慣改善、ストレスに対する心の在り方、物事に対する考え方、運動、瞑想等々、様々な手段があります。
まずは、うつ病を改善するには、様々な対処方法を知る事、そしてそれを試してみる事が重要です。試してみて、自分に効果のあったこと、これを継続していく。これしかありません。
読書をすることで、新しい手法を知ることができ、おまけにモチベーションも高めてくれます。
例えば、私の場合は、『脳を鍛えるには運動しかない』という本に出合う事ができたおかげで、うつ病の改善に対して運動という方法を選択し、さらにそれをモチベーションを維持したまま習慣化する事ができました。
しば
読書は、自分の興味のあることを最優先にすればいいと思います。意図的に『うつ病だから、うつ病を本を読まなきゃ』と思う必要はありません。私自身も、メンタルヘルスや自己啓発関係の本を読みながら、うつ病の再発に効果のありそうな事を、メモして実践していくというスタイルをとっています。
読書は習慣化し記憶に定着させることが大事
読書は習慣化し、さらに記憶に定着させないといけません。一時的に本を読んでもすぐ忘れてしまいます。また、読んだ内容を実践して初めて意味がある読書になると思います。
この記憶に定着させるという事は結構難しくて、過去に読書アプリとスマホのメモ機能を使った、記憶方法をお伝えしたので、ご紹介します。
そうすると、その分野の知識が効率的に蓄積され、何冊かの本を終わった頃には、その分野の概要が理解できている状態になります。
読書によって得られた生活習慣
- 週3回 1回30分の有酸素運動
- 毎日5分の筋トレ
- 毎日5分のマインドフルネス
- 通勤は自転車から徒歩に変更(毎日1万歩あるく、昼休みも歩く)
- 週3回ブログの更新