ここの土地は高いの?低いの?という類のご質問を時々いただきます。
恐らく、浸水リスクの有無を確認したいから、質問されていると推察します。土地の高さを数値化するデータとしては、結構たくさんあって、海抜、標高、TP(正確にはT.P.)、OP(正確にはO.P.)の4種類があります。
今回は、国土地理院を使って、標高を調べていきます。
しば
あなたのご自宅は、洪水に対して安全な場所ですか?一緒に調べてみましょう!!
目次
国土地理院地図を活用して標高を調べる方法
国土地理院のサイトにアクセスして、住所を入れるだけ。地図の中心部に十印が出てきますが、その地点の表を確認できます。
海抜、標高、T.P.とO.P.の河川水位との関係
T.P.(東京湾平均海面)
全国の標高の基準となる海水面の高さ。
O.P.(大阪湾最低潮位)
大阪湾と淀川における高さの基準とするために、潮汐の最低値を定めたものであり、特殊基準面の一つ。東京湾平均海面(T.P.)とは、O.P. = T.P. + 1.3000mの関係がある。これがメッチャ大事
標高
国土地理院の地図の場合は、T.P.と同じ。山などの高さを測定する場合は、日本水準原点( T.P. + 24.3900m)を用いられることが多い。
海抜
近隣海面(たとえば大阪湾)からの高さ。ほとんどの場合、T.P.からの高さ又はO.P.からの高さになる。どの海面を基準とした高さなのか、注釈が入っている場合が多い。
<引用 国土地理院ホームページ>
しば
ちなみに河川の水位は、T.P.ベースで測定されています。海抜やO.P.でないことに注意しましょう。