うつで10年苦しんで分かった「うつ病の発症前と発症後だと価値観や考え方」が大きく変化します。プラスの側面に着目して自分を受け入れることが大切です。

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うつ病の発症前と発症後だと価値観や考え方が大きく変化する

うつ病の発症前と発症後だと価値観や考え方が大きく変化します。ある意味、人格が変わるといっても過言ではありません。ポジティブに言えば、物事に対して、より慎重に考えるようになります。ネガティブに言えば、臆病になります。

多くの人が、うつ病が寛解すれば、以前の自分に戻れる、能力的にも100%の状態に戻れると、考えます。私自身もそうでした。

なので、以前の自分を前提に仕事をしていくと「あれ?なんか前と違って踏ん張りがきかない??なんで??」とか「このプロジェクトに失敗したら、どうしよう・・・?(以前にはなかったのに)なんでこんなに不安になるんやろ??」といったことに直面し、自分自身に失望するといった悲しい経験をします。

この悲しい経験は、仕事以外の場面でも、繰り返し発生し、「なんで、できへんのやろう??もしかしてうつ病が治りきってないからかも??」と自問自答を繰り返し、その結果、できない自分に対するさらなる失望へとつながっていきます。

 

一度でも、メンタル疾患化にかかると、完全に元通りなることは難しいです。壊れたガラスが完全に元通りにならないように、キレイに修復しても、壊れやすい状況がずっと続きます。一生続きます。

この、価値観の考え方の変化、いわゆる人格の変化とは、しんどくても死ぬまで付き合っていかなければなりません。でなければ、理想の自分と現実の自分との間で、ずっと苦しむことになります。

前置きが長くなりましたが、今回は、うつ病の発症で価値観がどのように変化するかと、寛解後の自分を受け入れることの重要性にクローズアップしていきたいと思います。

 

うつ病による考え方や価値観の変化(プラスに働くこともある)

マイナス側面① 不安に敏感になる

不安に敏感になります。私の場合は、仕事に失敗するんじゃないか?とか、納期までに間に合わないんじゃないか?部下に任せていたけど大丈夫だったんだろうか?そういった不安が、頭の中を占拠する頻度が増えました。これはもう、思考ののクセが、うつ病のせいで変化してしまったので仕方がないです。

メンタル系の啓発本を読むと、『① 不安感が出てきたら別の楽しいかったことを考え意識をそらす』や『② 不安に思っている事をメモにしてすべて書き出して、本当に不安なのかを突き詰めて考える』などのアドバイスが書いてあります。

正直に、人によって効果があったり、なかったりだと思います。私の場合、①は全然ダメでした。そもそも不安感をコントロールする事ができなくて困っているのに、意識のコントロールはレベルが高過ぎました。楽しい事をイメージする事が難しいし、イメージできても、すぐに不安に塗り替えられてしまいました。

②は、効果があったので、時々使っています。少しだけ私のやり方をご紹介します。

不安に苛まれ気力が湧かない時に、わざわざ紙を用意して、不安の原因を書き出す気力は、なかなか湧かないものです。なので、スマホのメモ帳を使うなど、作業のハードルを下げることで、メモが作成するようにしています。

そもそも文字化する気力も湧かない場合は、頭の中で、不安の原因を思い浮かべ、その不安を冷静に分析するだけでも、だいぶ心が落ち着きます。

 

このメモ作成方法以外にも、うつ病を10年間患う中で、自分流の不安感との付き合い方も、少しずつ試行錯誤することができました。今では、少しでも不安感が出てきたら早めに対処して、その芽をつぶすことを心がけています。

私の不安感の消し方は以下の3つ。

早く寝る。少なくとも22時には就寝する。

不安が出てきたら、頓服として少しだけ抗不安薬を飲む。(皆さんがやる場合は、精神科に相談してくださいね)

とりあえず体を動かす(朝、目が覚めたら30分程度のジョギングをする)

 

マイナス側面② 自分に自信がなくなる

冒頭に述べたように、自分に自信がなくなります。私の場合は、「ベストな心身の状態じゃないのに、この問題を解決できるのだろうか??」といった、疑念(不安の一種かもしれません)が付きまとうようになりました。

そういう時は、

下方比較して自信を取り戻す

申し訳ないのですが、職場で全然成果を出せていないDさんと比較して、頭の中で自分がDさんより、優れている点を1ずつ挙げる事にしています。途中で「俺は大丈夫」と思える瞬間が来ます。

過去に達成してきた・乗り越えてきた問題を思い返し、自信を取り戻す

声に出して、「大丈夫」「必ずできる」と言う(脳が落ちつくまで、何回も繰り返す)

人が多いところでは、中々できないので、その場合はシャドウィングだけでも効果があります。私の場合は、通勤時に歩きながら、口ずさむことが多いです。

マイナス側面③ 根性がなくなる

長時間労働に対して、圧倒的に無理が効かなくなりました。残業が続くと、「こんなことをして、またうつ病を再発するんじゃないだろうか?」という疑念が直ぐに湧いてくるようになりました。

これについては、なかなか解決する方法が見いだせていません。多分、根性がなくなったのではなく、元々相当無理をしていて、うつ病を境に心身に無理が効かなくなったと思うようにしています。

この記事を読んでくれているあなたも私も責任感が強すぎるのだと思います。ちなみに、私は無理して完璧上司、完璧な仕事を達成しようとすることをやめました。

私は、完璧な上司を演じるのをやめました。帰れるときは、部下を置いてさっさと帰っています。

zangyo 管理職でも残業せず、早く帰る方法(管理職は業務の性質上、基本的には部下より早く帰ることは難しい)

 

プラス側面① メンタル的にしんどくなっている他人の気持ちが分かるようになる

同じ穴のムジナではないですが、メンタル的にしんどくなっている人に敏感になります。自分がしんどい思いをしたことで、心の底から他人に寄り添えるようになった気がします。

去年、初めて何人か部下をもって、その中でメンタル不調に陥った子がいたのですが、彼が本格的な不調に陥る前に、察知して、自分が仕事で苦しんでいた時に、上司にしてほしかった手助けをすることができました。

そういう意味では、うつ病は人間性を高める部分に一役買っているのかもしれません。

プラス側面②自分の心身の健康状態に気を配るようになる

心身の状態を、気にするようになりました。特に、身体の部分です。「心の不調の回避は難しいから、せめて体だけでも・・・」といった考えからです。事実、メンタルがしんどくなっても、体が健康ならば、復活も早いです。

早寝早起きによる規則正しい生活。毎日の筋トレ・マインドフルネス、週3回のランニング等を継続しています。

プラス側面③うつ病の原因回避のため自分の能力を伸ばそうと努力するようになる

私のうつの原因は自分の能力以上の仕事が、自分1人に集中したことです(達成できない不安に押しつぶされました)。

職場の環境は、以前に比べて改善されましたが、今後どうなるかわかりません。引き受け手のない、大量の仕事が私に回ってくる可能性もあります。その時に備えて、メンタルヘルスを学ぶとともに、仕事の能力アップにも取り組んでいます。

能力を高めるため毎月本を7冊以上読むことを目標にしています。

 

しば

最初は記事にするときは、できなくなった事、失われた事に着目した内容にしようと思っていましたが、冷静に考えてみると、プラスの成長もしているなぁ・・・と自分でもびっくりしました。

 

なので、うつ病から再起して、自分の能力に自信が持てなくなっても、大丈夫です。絶対に、あなたも新しい別の能力を獲得できていますよ。

私自身は、うつ病になった経験が、無駄にはなっていない・・・・と思い込むようにしました(笑)

 

 

 

 

 

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