『反応しない練習』に学ぶ、夫婦喧嘩になっても心を静め仲直りする方法。

kenokan

夫婦喧嘩で意気消沈。そんな時、『反応しない練習』が心の拠り所に

先日、妻から唐突に『貴方に対して、嫌悪感が湧いてくる』と言われました。

その日以降、メンタル的な落ち込みは小さかったものの、1週間くらい耳鳴りが続いています。

自分自身に、思い当たる節がなかったので、ずーっとその言葉が引っかかって、頭の中でこだましている状況でした。

多分、妻には妻の言い分や理屈があったと思うのですが、人間誰しも、予想していなかった冷たい言葉を投げかけられると、その言葉に過剰に反応し、その言葉に囚われた思考や行動をとってしまうものです。

私の場合は、家事や育児、その他仕事に行くことさえも「家族の為に尽くす行為が意味がないのでは?」と思うようになりました。

ふつふつと怒りが湧いてきて、自分で感情がコントロールできなくなりました。 が・・・ ちょうどその時、『反応しない練習』を手に取って、書いてある内容を実践する事で、怒りや過剰な反応をやり過ごす事ができました。

今日は、『反応しない練習』をうまく活用すれば、他人の心と自分の心が根本的に違うものであること、そこにどう折り合いをつけて、より良い社会生活や家庭生活を歩んでいくべきかを学ぶことができます。

宗教色の全くない、現代人にとっても受け入れやすい仏陀の合理的な考え方をご紹介します。


反応しない練習のしば的評価
読みやすさ
(4.5)
実践しやすさ
(3.5)
合理性
(3.5)
総合評価
(4.5)

平穏な心を持ち続ける方法 『反応しない練習』より

『心の反応をみること、合理的に考える事を実践する事で、心の無駄な反応を止め、一切の悩みや苦しみから抜けることができる。』と本書では紹介されています。夫婦喧嘩の無駄な不安や妄想から抜け出すための参考になったので、その方法をご紹介します。

心の反応を見ること

心の反応を見るとは、常に今自分がどんな感情を持っているのか、以下の3つを意識すること。

感情に名前をつけてラベリングする

イライラしているなとか、うれしいとか、ワクワクしているな、とか。

心の状態を言葉で確認することが習慣化されれば、仕事中でも、家族といる時でも、今自分の心はどんな状態だろうと意識することができる。

本書の中では、たとえ相手と言い争いの渦中にあっても、意識の半分は相手に対する理解に、残りの半分は自分の内なる声を聴くために使う事を提唱されています。

感覚を意識する

マインドフルネスにより、意識を感覚に集注させる。

心を分類する

今ある、自分の心を貪欲や怒り、妄想の3つに分類し理解する。

心の反応や動きをよく見れば、ざわついていた心が静かになり、無駄な反応を抑えることが可能になります。

合理的に考えること

合理的に考えるとは、目的が叶うように、筋を通して考えること。無駄に反応しない、悩みを増やさないことです。

他人との関わり方 『反応しない練習』より

長年生活を共にしている夫婦といっても他人であり、価値観や認識のずれが生じることは日常茶飯事です。

アドラー心理学では、怒りや喜びは、人間関係の中から生まれるとされています。良い夫婦関係とは、怒りは小さく喜びは大きく感じられるような関係性であると思います。

自分以外の、他人とのかかわり方、人と人とが言い争う事について、参考になったブッダの考えをご紹介します。

人と人との言い争いについて(自分の心を失わず、相手の理解に努める)

人間同士の喧嘩は、お互いの言い分のぶつかり合いです。どちらも正しいと本人は思っています。その言い分を押し通して、自分の正しさを確認する、それがその時の心理です。しかし仏陀は違う考え方をします。正しさは、人それぞれに違うものだと理解します。

問題は、相手に負けないことや、意見を通すことではありません。反応することで確実に、自分の心を失うことなのです。

つい反応してしまう状況にあってこそ、あえて大きく息を吸って、吐いて、覚悟を決めて、相手をただ理解するように努めましょう。

人との関わり方の原理原則

  •  相手のことを判断しない。
  • 過去は忘れる。
  • 相手を、新しい人と考える。
  • 理解しあうことを目的とする。
  • 関わりのゴールを見る。

結局、「反応しない練習』を通じて怒り・無気力をどう乗り越えたの?

まず、妻とは完全にわだかまりが解けたわけではありません。表立って言い合いはしないけど、お互いが理解できなくてぎこちない感じで、生活しているといった所です。

一番上のお姉ちゃんが雰囲気を察して変な感じになってしまっているので、ツライ・・・。2番目と3番目は無邪気ですが・・・。とりあえず関係の修復には少し時間がかかりそうです。気まずい感じですが、時間が解決してくれそうです。

  結局、夫婦喧嘩から今に至るまでの、感情の動きを見てみると、

1
驚き

所謂、不意打ち。なぜ、妻がその言葉を発したのかが、直感的に理解できない。ただただ驚く。

2
理解不能・困惑
 

原因を、自分なりに色々と考えてみる。結局、自分の立場からは思い当たる節もなく、困惑する。

3
自己防衛に対する怒り

自分を正当化しようとして、「妻の怒りは理不尽」と決めつけるようになる。相手の、アラ捜しをするようになる。「私もできていなかったけど、妻も●●●が、全然できていないじゃないか etc。不毛な妄想を始める。

4
逃避・無気力

妻や家族から感謝という承認が得れていると考えていたけどそれは完全な思い込みであったことを、初めてて知る。努力が否定された気になる。何をしても承認欲求が満たされることはない、すべてが無駄であると判断し、無気力感に苛まれる。何事に対してもやる気を失う。

5
関係性の模索
 

相手の立場は理解できないものの、最適な関係性をもし始める。(今ここ!!)

ブッダの考えを通して、どんなに同じ時間を共有していても、考え方が一致する事はないこと、お互いを傷つけあう関係は人生の目標にならず、理解に努めることが望ましいことを改めて認識する事ができました。

より良い関係性を模索するためにも心を過剰に反応させず、冷静に受け止めるだけの余力が欲しいですね・・・。

反応しない練習を今後も繰り返していきたいと思います。

補足:相手への不満は全てただの『妄想』 「ブッダの教え」より

喧嘩中では、頭の中で妻に対して暴言を吐きまくったり、妻の不幸を望んだり・・・今思うと情けない『妄想』で心が一杯になっていました。(以下本書より)ブッダ的には、人と人とが関わるときには、必ず見解の違いが出てきます。見解は、自分の頭で考えたことである以上、自分の考えしか出てきません。どのような判断も、個人の頭に浮かぶ『妄想』に過ぎないと言うことです。

『妄想』は真実でもないし、有益でもありません。ただの暇つぶしで人間が最も得意で、大好きで、ほぼ1日中絶え間なく繰り広げている、ナンバーワンの煩悩です。『妄想』をリセットする基本方法は、ラベリングにより今、妄想していると客観的に言葉で確認することです。

心がコントロール不能になりかけましたが「反応しない練習」のおかげで、つまらない『妄想』を止めて心の落ち着きを、早い段階で取り戻すことができました。  

もし罵る者に罵りを、怒るものに怒りを、言い争うものに言い争いを返したならば、その人は相手からの食事を受け取り、同じものを食べたことになる。

私はあなたが差し出すものを受け取らない。あなたの言葉は、あなただけのものになる。そのまま持って帰るが良い。 

ブッダの教え

 

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