【働き方改革】管理職の残業は増えています、早く帰るために必要なこと

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働き方改革は、管理職のワークライフバランスは守ってくれません

中間管理職は、その職制上、経営層と現場をつなげる役割を担っています。

経営層が多忙になれば、雑務処理に駆り出され、現場が忙しければ、その陣頭指揮に立たなければなりません。職制上、一番業務の負荷がかかる、ある意味損なポジションなのです。

昨今の、働き方改革によって、係員のワークライフバランスは聖域化される一方で、そのしわ寄せのすべてが、中間管理職にきています。

現在の、働き方改革関連法は、中間管理職は守ってくれません、カヤの外に置かれています。自らのワークライフバランスは、自らの手で死守しなければなりませんが、本当に残業せず早く帰る方法はあるのでしょうか?

キーワードは、職場における確固たる地位の確保(あの人は、いつも成果出しているから早く帰るのは仕方ない)とお付き合いの残業から抜け出す勇気の2つです。それでは、細かく考察していきます。

中管理職が定時に帰るためには必要なこと
  • 大前提として、チームの残業時間の管理ができていること
  • 職場における確固たる地位の確保(同僚・部下からの信頼と理解)
  • お付き合いの残業から抜け出す勇気

働き方改革によって管理職の残業は増えている

働き方改革がスタートして、約2年が経過しました。勤務時間の短縮が社是とされ、係員(平社員~係長迄)の勤務時間のマネジメントについては、丁寧にやることが求められています。

私の会社でも以下の3点がチェックリストとして人事部局から配布され、日々係員のワークライフバランスの改善に取り組んでいます。

  1. 月の残業は45時間以内か?
  2. 45時間以上の残業月は年間6カ月未満か?
  3. 45時間を超えた場合、担当業務の割り振りの見直しの実施やフォロー体制の構築をしたか?

特に3つ目の業務の再割り振り等の実施は、「言うは易く行うは難し」で、年間通して、各係員の業務負担が公平になるように、ちょこまかと変更できるようなものではありません。

結局どうなるかというと、係員の仕事が45時間以内で収まるように、中間管理職のが負担するという寸法です。

働き方改革の趣旨は、事業をより効率化する事によって、労働生産性をアップし、収益率を上げることで、賃金に還元する事も目的であったハズ。働き方改革実行計画(内閣府 外部リンク)

が、現場レベルで見れば、業務量は減らない一方(むしろタイムマネジメントが増える)で、ワークライフバランスだけが声高に叫ばれ、そのしわ寄せが中間管理職に押し付けられるといった状況が発生しています。

実際に、パーソル総合研究所が2019年10月に管理職2000人に対して実施したアンケート調査でも、その傾向が見て取れます。

働き方改革が進んでいる企業群では、中間管理職自らの業務量が増加したとの回答割合が62.1%(進んでいない企業群では48.2%。全企業の平均52.5%)

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働き方改革進む企業で負担増す中間管理職。62.1%が自らの業務量増加(パーソル研究所 外部リンク)

私のような中間管理職の方は、組織に都合の良いように使われている事に疑念や不安を抱いているのではないでしょうか?このままだと、将来の管理職志望者が、どんどん減るのではないかと危惧しています。(会社は、ポストを減らしたいので、そこも含めての戦略かもしれませんが・・・)

残業する・しないで、人事評価はどうなる

残業しない係員は評価も高い

自分の部下である若手の係員を見ていると、自分で時間を区切って仕事を効率よく回していこうとするタイプと、潤沢な時間を使って、残業をしまくって物量でゴリ押しして成果を達成するタイプがいます。

後者の係員の熱意は買うのですが、同じ程度の成果であれば評価されるのは前者です。なぜなら、何らかのトラブルが発生した時に、余力が残っている人材は、チームを回す上で、貴重だからです。

ちなみに、私の家庭は、妻も正社員で共働きです。一番下の子供が3歳で保育所の送迎があるので19時には絶対にお迎えにいかないといけません。時間に迫られて仕事をする際のプレッシャーはメンタル的にも相当な負荷がかかりますが、お尻が決まっているという環境は、猛烈に集中力を高める作用があります。

おかげで、3人子育てを通して、自身のタイムマネジメント力は付いたとのかなと考えています。

一方で、管理職が定時でバンバン帰ることについては、未だに否定的な風潮が根強いです。

一方で管理職については残業が多い=頑張っている・部下の面倒見が良いという風潮がある

うちの会社では、直属の部下が全員帰るまで、お付き合いで残るのが、面倒見の良い中間管理職であると評価される傾向があります。長時間労働=仕事を頑張っていると見る風潮が未だにあります。これは、特に上の世代に顕著です。

知的労働は、製造業とは異なり、投入した時間と成果は比例しません。以下に集中して効率よくやるかが重要なのです。

このことは皆、頭では理解していますが、長時間労働を尊いとするマインドから完全には抜け出せていません。

最近、ようやくワークライフバランスといった言葉が定着しつつあり、わが社の社員の意識も少しづつ変わりつつあります。

あと、10年もすれば、古い考えの上の世代の社員は一掃され、長時間労働を尊ぶような文化はなくなっていくと確信しています。今は、その過渡期だと割り切ってやるしかないでしょう。

業務の特性上、管理職はどうしても残業が多くなる傾向がある

管理職の仕事を分解すると

管理職の仕事を簡単にいうと
  1. チームのマネジメント
  2. プレイヤーとしての業務(チームが担う仕事の根幹部分)
  3. メンバーのフォロー

この内、プレイヤーとしての業務については、部下に業務を振ることもできますが、振った仕事もきっちりフォローする必要がありまから、完全に手を離れるわけではありません(部下の負担が過重になるため)。

特に、チームが未熟で、プレイヤーとしての役割が現場から強く求められる場合には、前線でバリバリ働きながら、マネジメントをすることになります。

管理職になるような人は、基本的にプレイヤーとしての能力が認められたうえで、昇進しています。なので、自らに与えられたプレイヤーとしての役割をこなす事は難なくできますが、部下のマネジメントやに時間がかかり、結果、残業が膨らんでいくパターンが多いです。

管理職は業務の性質上、基本的には部下より早く帰ることは難しいのです。すべてを100点満点でやろうとすると、いつもオフィスに最後まで残業するという事になりかねません。

管理職の職責を全うしつつ早く帰るには

チーム内の残業時間をきっちり管理しなければならない

私の考えでは部下の残業に最後までお付き合いで残るというのは単なる異常行動ですが、職責として管理職には、プレイヤーとして成果を収めつつ、チーム内が円滑に回るようにマネジメントする事が求められています。

自分の仕事をきっちりコントロールしたうえで、かつマネジメントするチーム内の残業時間が、業務と比較して想定内の範囲に収まっているのであれば、早く帰ることは問題ありません(職場の理解を得た上で帰りましょう)。

しかし、チームの残業時間が無作為に増えている状況(なぜ、増えているのかわからない状況・コントロールできない状態)では、定時には帰ることは許されません。

チーム内の残業時間が無作為に増えている時の対処方法

自らが管理するチーム内で残業が無作為に増える状況(なぜ、増えているのかわからない状況)で一番考えられるのは、スキルや経験が不足している係員・その業務に対する適性のない係員が悩み、手が止まっているケースが考えられます。

悩んでいる時間は、無駄です。時間に比例して成果が発生しないから。

この場合は、状況にもよりますがチーム内でのサポート体制を構築するなどして、手の止まっている係員の悩む時間を少しでも減らすように環境を整えてやることがベストです。

業務を再度振りなおす事も選択肢の一つとして考えられますが、業務を取り上げた担当者のプライドが傷つくことや、努力しない者が得をする構図をつくってしまうことから、基本的にはやらない方が良いと思います。

 

ちなみに、それなりに業務量を与えているにも関わらず、定時に帰る部下もいます。これは、管理職の観点からみると非常にありがたい存在です。(定時で帰れるイコール仕事が順調に進んでいる、意思表示の証拠の一つなので)

逆に業務が全く進捗していないにも、拘わらず責任放棄して帰ってしまう要注意人物がおりますが、そういう人はそもそも、ヤバイ人であるというレッテルを事前に張られているため、帰宅時間以外にも業務の進捗状況をより注意深く見ておく必要があります。

管理職でも残業せず、部下より早く帰る方法

冒頭に書いた通り、職場における確固たる地位の確保(同僚・部下からの信頼と理解)とお付き合いの残業から抜け出す勇気が必要です。

その為には職場から評価され、部下からも信頼も得る管理職でなければなりません。

まず一番に自分が何を求められているかを考えなくてはなりません。一番しんどい部分に、自分の時間と能力を割いて結果を出す。その代わり、その他の役目については、大目に見てもらう。そういった関係性の構築が不可欠です。

周りの社員から、あなたが仕事に対して真摯であると評価を得た上で、圧倒的に成果を上げること。会社にとって非常に貢献している人間であれば、その成果を拠り所に、自分が正しいと思うことを実施できます(同調圧力に屈せず、お付き合いの残業から解放されます)。

逆に、貢献できていない人は、成果がないため自信を失い、自分が思っていることを実行に移すときに、思い切った行動がとれません(周囲の目が必要以上に気になる)。

私『しば』の場合、どうしているか

私の場合は、現在の部署で一番古株であることから、管理職としての役割よりも、プレイヤーとしての役割を求められているケースが多いので、チームで仕事をする場合にも、まずはその仕事で一番難しい部分を引き受けて、後を別のメンバーに割り振りしています。

そうすることで、時々ですが、管理職でも残業せず、部下より早く帰ることができています。(もちろん部下をフォローする必要性が高ければそうしています。信頼関係が崩れない程度に、早く帰っています。)

要点
まずは、会社で必要とされる人材になり、自信をつければ、周りが残業していても、さっさと帰ることができます。(自分の意思を貫けます)

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