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モラトリアムには周期性がある 自分の人生に意味を探し始める
皆さん、自分のこれまでの人生を振り返ってみて、いかがですか?モラトリアムなんてものは、高校生や大学生特有のものだと、思っていませんか?アラフォーになっても普通にモラトリアムになります。
というより、多くの人は、ずっとモラトリアムで、濃度が周期的に濃くなったり薄くなったりを繰り返しているのではないでしょうか?
もし貴方が『今までの人生に後悔なし、未来に対しても理想や希望しかない』といった方は、この記事から得るものは、全くないと思います。そのまま、自分の理想を追い求めて頂ければと思います。
一方で、1年を振り返ってみて 充実感がなく、自分の人生に意味があるのか疑問に思いながら日々の生活を送っている方もいると思います。
大丈夫です、私もそうですし、大部分の人が何となく人生を送り、状況に流されて今の(仕事・生活・家族)環境に至っているのではないでしょうか?
冒頭で、モラトリアムには周期性があると書きましたが、20代~30代半ばくらいだと、目の前にある仕事や生活をこなす事に精一杯で、人生をどうだこうだとか考える余裕はありません。
また、この時期は重要な仕事を任せられるようになってくるのに加え、結婚・出産・子育て(入園・入学etc)、家の購入等、ライフイベントが目白押しで、何となく自分の人生が充実しているような気がしてしまい、自分の人生をどうしようとかそういった本質的な所まで考えようと思わないのです。
一方で、40代近く、所謂アラフォーになると、焦りがうまれます。なぜなら、自分の人生の終着地点が見えてくるからです。『 今の生活に特に大きな不満はない、社会の歯車・会社の歯車としては、十分に機能している。でもこのままでいいのか』と、漠然とした焦燥感がでてくるのです。
この、焦りの正体は、人によって様々だと思いますが、本質的には、『社会に対して自分は何も残せていないのではないか?』『今の自分は、他人(例えば自分の子供)に誇れるような人間になれていないのでは?』という焦りではないでしょうか?
しば
私自身も、仮に明日死んだら、社会に何も遺せてないじゃん・・・。生きた証がないじゃん・・・。
だとすれば生きていた意味がないじゃないかと焦りはじめました。(今でも、焦っています。)
何かを残さないといけない、でも何が残せるのか?そういったことに漠然と悩み焦るのです。
一つのヒントが武者小路実篤の言葉にあります。
我らは、過去の人間から受け取ったものに、我らの精神と労働を加味して、未来の人間に渡すものである。できるだけよくして渡したい。 武者小路 実篤
環境に流されることなく、自分が納得する人生の終着地点を探さなければなりません。 私たちの親や学校は、何になるべきか?どんな職業に就くべきか?については、教えてくれますが、どんな人間になるべきかは教えてくれません。
多くの人が、自分が目標となる学校に入学し、自分が目標となる会社に就職する事が目標になっており、その後の、どんな人間になるのか?を思い描けている人はごくごく少ないと思います。
私自身も、40歳手前になるまで、目の前にあることを一生懸命やる(そのせいで、途中にうつ病でしんどくなりましたが・・・)、それだけでした。目的地を設定しない飛行機のように、求められるままに全力で飛ぶという毎日を送ってきました。
モラトリアムから抜け出すためには、自分の理想とする人間像を明らかにし、社会に貢献できるような人生の目標を設定する事が必要です。
どんな視点から人生の目標を設定するべきか
目標設定に有効な5つの要素
目標の設定は簡単なようで、難しい。どういう人間になりたいのか?結果どうありたいのか?自分の今の能力をベースにできるだけ具体的に思い描くことが有効です。
盛り込む要素としては以下の5点がおススメです。私の場合は、アファメーションとしても活用するため、過去形又は現在完了形で目標を作成しています。
自己の成長
心身の健康
家族・友人
仕事
お金
しば
私は、朗らかで心身共に健康で、楽しく幸せで知的にも、精神的にも金銭的にも余裕があります。
家族を大事にして、いつもニコニコしています。
常に自分の心をコントロールし、仕事を楽しんで社会に貢献しています。 毎月本を7冊以上読んで、仕事によるストレスを、活力に変え常に自己成長しています。
副業として、大人気のブロガー兼作家になりました。価値ある自分の知識や経験を伝え、結果、社会的名誉と多くの金銭的利益を得ています。
時々近所のカフェでブログや本の原稿をMac Bookで書いています。独立と自然豊かな沖縄への引っ越しを考えています。
目標が決まれば、それにつながる適切な行動をとる
目標が決まれば、あとは適切な行動を増やすことが不可欠です。 当たり前ですが、何も行動せずに自分の理想が勝手に実現するなんてことはありません。
行動を増やことは習慣化するまでは、しんどいことかもしれません、大きな成果を生み出す為には、毎日、自分を小さく律する事が絶対に必要です。
適切な行動が増えれば、何らかの結果が生まれるはずです。できれば、自分の行動が数値として指標化できると、モチベーションも維持しやすいでしょう。
しば
- 週3回30分のランニング
- 月7冊の読書
- 週4時間のブログ作成
可能であれば、1年単位に目標値を設定する(より小さな目標を立てる)
人生の目標は、当然ですが簡単に達成できるものではありません。
私自身も、自分がちゃんと前に進んでいるのか?それとも後退しているのか?わからなくなり、努力が無駄になる事を恐れて、せっかく決めた自分の行動をやめたくなったこともあります。
端的にいうと、大きすぎる目標はモチベーションの維持が難しいという事です。
なので、目標を小さく分割して、1年くらいで到達できるレベルにまで落とし込んでやると、自分の到達点の把握が容易になり、モチベーションを維持する事が可能になります。
しば
- 30分間で5キロ走れるようになる
- 体重はベストの64キロになる
- 読書を100冊読む
- ブログは100記事
ちなみに、今の段階で読書の目標は達成し、体重以外の目標は達成できそうです・・・。できれば、あと5キロ痩せたい・・・。
どうでしょう?今回は、モラトリアムと人生の目標をテーマに記事を書きました。悩んでいる方は感想とかもらると嬉しいです。一緒に頑張りましょう。