【昇進・昇格試験に 落ちたら・・・】再挑戦には原因(理由)分析が必須

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この記事でわかること
  • 昇進・昇格試験に落ちた場合の原因 4パターン
  • 原因分析を踏まえて、次年度以降の再受験すべきかどうかの判断基準
  • 複数回受験(再受験)は、プラスに働くのか、マイナスに働くのか

『昇進試験は受かる人が、試験前から大体決まっている、出来レースだ』と思い込んでいる人が一定数おられると聞いたことがあります。

この主張は、半分正しくて半分誤っています。

主任などの初級職位の場合、選抜は相対評価ではなく、絶対評価です。ポストも多くあるので、試験成績で逆転は可能です。

一方、職位が上がれば上がるほど、ポストが少なくなり、相対評価で選抜されるようになります。つまり、空いたポストに対して、誰が最適なのかという観点で、選抜が行われます。

昇進試験の実施目的は、その志望者の最終チェックかつ、表向きの公平性を担保するためです。(試験だけで、選抜されることは100%ありません。)

合格するには、昇進試験当日の出来も重要ですが、これまでの仕事ぶりや協調性など、いわゆる人事評価の水準がある一定のレベルに到達していることが前提になります(主任試験より管理職試験の方が、この人事評価のウェートが高くなるのです)。

その他にも、不合格になる要因は、複数あって、自分がなぜ落ちたのかしっかり分析してから再受験をしないと、なかなか合格することは難しいと思われます。

今回は、試験に落ちる原因とその対策についてまとめたいと思います。

しば

盲目的に、次年度同じ試験を受けても、結果は同じになります。なぜ、自分が昇進できなかったのか、客観的に分析する必要があります。

昇進・昇格試験に落ちる主な原因とその対策まとめ

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原因1 そもそも自分の資質(専門分野)に合致するポストに空きがないから

小さな組織や専門領域が細分化されているような組織の場合、自分とスキル・知識が被っている人で上が詰まっているために、試験が合格基準に到達していても、昇進できないというパターンがあります。

いわゆるポスト待ちというやつです。

しば

ちなみに、主任や係長への昇進試験の場合は、このパターンは該当しません。ポストが不足するという問題はほぼ生じないからです。

主任や係長の試験にパスできないのであれば、それは志望者の実力不足が原因である可能性が高いです。

取るべき対策まとめ

腐らずに、来年も受験しましょう。ポストが空けば、昇進できる可能性が高いです。

原因2 昇進・昇格試験に対する準備不足

昇進・昇格試験はノー勉強でパスできるほど甘くはないです。

ですが、準備せず試験に臨む人たちが、一定数いるのも事実です。

この準備しない人たちの主な理由は、『何を勉強したらいいか、分からない。だから、やらない』といったものです。

確かに、昇進試験で求められる準備は学校の試験勉強とは違い、問われる範囲もその内容も組織によってさまざまで、テキストや問題集もありません。

何をどう努力するかが分からないという主張は理解できます。

ただ、昇進・昇格試験は、そこも含めた上で、つまり自分で努力する方法をひねり出せるかどうかが見られているのです。

試験で出題されるのが面接にしろ、小論にしろ、プレゼンにしろ、自分の組織の出題傾向を自分で分析して、準備するといったことができるのかが、判定されるのです。

しば

2~3カ月くらい、以下の記事を参考にしっかり学習すれば、十分合格ラインに到達します。
アイキャッチ 【完全攻略】昇進・昇格試験対策って何をすればいいの?合格までのロードマップを解説
取るべき対策まとめ

準備してから、来年も受験しましょう。昇進できる可能性が高いです。

原因3 人事評価が組織の求める水準に達していない

冒頭にも書きましたが、昇進試験で一番重要な要素は、これまでの人事評価です。

組織は、仕事ができる(と思われている)人材を、昇進させたいと考えるからです。

逆に、仕事ができない(と思われている)人材は、部下の指導もできないと判断します。

つまり表向きは、人事評価の配点が試験(面接・小論文等)よりも低かったとしても、最重要視されているのは人事評価になるということです。

取るべき対策まとめ

次年度の受験はよく考えてからすべきです。

理由は、『不合格』という形で所属する組織から、そのポジションにふさわしくないと一度判断されているからです。

これまでの評価を覆すような成果などを出して、人事評価が上向かない限り、試験にパスする事は難しいでしょう。何も考えずに再受験しても、結果は変わらない可能性が高いです。

参考記事【NG例から学ぶ】昇進試験でプラスになる人事評価の目標設定例

原因4 ポジション(職位)に対して受験者の年齢が高齢

組織が従業員を昇進させたいタイミングは、実は決まっています。

一定規模の組織の場合、ポジションにはそれぞれ最適な年齢というものがあります。

例えば、主任・係長という職位は、若手の社員が、一人前であること(主体的にプロジェクトに取り組めること)を示すポジションであり、管理職への入り口として位置づけられています。

最適な年齢は20代後半~30代ということになります。

こういった組織背景を踏まえると、例えば50代の人が、係長の昇進試験を受けたとしても、通らないという結論になります。(温情で昇進させることはあり得ますが・・・)。

組織として、昇進させる意味(うま味)がないからです。

55歳の係長が、組織として使いやすいか使いにくいか、考えてみれば一目瞭然です。

時々、自分からは昇進の希望を出さない人がいます。

もう少し子供が大きくなってから、家庭が落ち着いてから等々理由はたくさんあるでしょうが、ポジションと年齢が合致しなくなると、たとえその人が優秀であっても、昇進する事は不可能になります。

取るべき対策まとめ

さっさと昇進しておくのが吉です。手遅れにならないうちに。

補足 昇進試験 多浪は有利・不利

会社によっては、チャレンジ加算みたいな措置があって、2回目以降の受験者に下駄を履かせるような制度があったりします。

が、結論をいうと2回目以降の挑戦は圧倒的に不利です。

理由は、昇進試験に落ちた人材として人事評価に記録されるからです(悪い言い方をするとレッテルが貼られてしまうということです)。

試験に落とす=その時点で昇進させたい人材ではなかった。』という評価が確定しているということを忘れてはいけません。

組織は、ある一定の年齢に到達し、成果を上げた人、その職位に対する資質を持っている人を、昇進させたいと考えています。

大学受験と異なり、多浪は、基本的には不利にしかなりません。
悪くても2回目で試験にパスできないと、それ以降は受けても恐らく合格しません。

トータルで考えると、『受験回数〇回目』という実績と年齢によって、チャレンジ加算は相殺どころか、評価がマイナスされます。

まとめ 昇進したいのかどうか、自分の気持ちがわからなくなったら

成功

改めて志望動機を確認してください。

仮に今40歳としたら、20年後も今と同じメンバーと今と同じような仕事がしたいですか。

もし、この問いに対してイエスならば、昇進する必要はありません。今の組織で、今の仕事をできるだけ効率よく進める方法を考えればいいです。

また、趣味や副業に軸足を移すという生き方を選ぶこともできます。    

一方で、もし今の組織で、より上位で意思決定がしたいのならば、変化を求めるのならば、昇進して、自らのポジションを上げていくしかありません。

昇進したら、「上司と部下の間に挟まれてしんどいだけじゃないか・・・」そういった不安から、自ら昇進する道を閉ざしている人もいます。

色々悩む前に、飛び込んだ方が早いです。人並みな表現ですが、見聞きすることと、実際にやるのとでは、全然違うからです。

どうしても自分に合わないようであれば、いつでも降格して元のポジションに戻ることもできますし。個人的には、昇進が気になったら、とっとと上がるべきだと思います。

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