【管理職向け】スピーチ例文つき|心に響く着任・異動の挨拶とは

あいさつ

この記事でわかること
  • 押さえるべき挨拶のポイント3つ
  • 着任・異動の挨拶の組み立て方
  • 着任(異動)のスピーチ例

着任・異動のあいさつの機会は1回しかありません。初っ端のあいさつは、真剣勝負すべき大切な機会です。

気の抜けたあいさつは、チームメンバーの記憶に残らないばかりか、士気を下げ、信頼を損ないます。第一印象は重要で、上司や部下の期待値を下げるような挨拶なら、しない方がマシです。

逆に、周りの期待値を超えるような挨拶やスピーチができれば、チーム全体の士気が上がり、円滑なチーム運営につなげることができます。

それほど、ファーストインプレッションの印象は、大切であるということです。

実際に、ポーランド出身のソロモン・アッシュという心理学者が行った実験では「初対面での最初の数秒間の印象が、その後もずっと記憶に残される」ということが裏付けられ、これが初頭効果と呼ばれています。

関連リンク 第一印象で勝負を決める!「初頭効果・ハロー効果」とは(ビジネス基礎能力向上委員会)

もし今あなたが、異動・着任のあいさつに悩んでおられるようなら、この記事で、部下の心を掴んで離さないスピーチ方法を一緒に学んでいきましょう。

考えたことはありますか??部下は上司の挨拶に何を求めているかを

スピーチ

押さえるべき挨拶のポイント|初頭効果を味方につける

自分が新たな上司を受け入れる立場だった頃のことを思い出してください。

あなたは、その上司の最初の挨拶を覚えていますか?

『一刻も早く、この部署の管理職の仕事を覚え、成果に貢献できるよう努力していきます・・・』等といった毒にも薬にもならない挨拶しか聞いたことがないのでは、ないでしょうか??

このような、あいさつは謙虚で殊勝で優等生的でつまらないのです。

当然、受け入れる側のメンバーは、そんな挨拶をする上司に対して、ワクワクもしませんし、興味も湧きません。

チームのメンバーは、あなたが良い上司なのか?困った上司なのか?自由にやらせてくれる上司なのか?期待しながら、あなたを見ています。

あいさつの中に、その期待に応える部分があるのか・ないのかを冷静な目で見ています。

この異動・着任のタイミングで求められる最高のあいさつとは、メンバーを安心させ、信頼を得ることを目的とした、あいさつです。

管理職の立場にある人間が、着任・異動のあいさつを考える上で、重要なことは3つです。

管理職 異動・着任の挨拶で押さえるべきポイント
  1. 自己開示する場にすること。自身を知ってもらうこと。
  2. チームの不安を払拭しモチベーションを高めること。
  3. 1と2をできるだけシンプルな言葉で届けること。

あいさつに必要な要素①|自己開示

握手

まずは、自己開示することです。親近感のない人間に、心を開く人はいません。親近感は、信頼を得るための第一歩です。

共感を得られるようなエピソードを話しましょう。

人は自分と近い人に親近感を持ち共感を抱きますが、自分と違う人には壁をつくります。

仕事で失敗して周りの人に助けられた経験や、家庭や趣味の話などが、共感を得られやすいテーマです。

あなたの人となりがわかるような、エピソードを選択しましょう。

一番ダメなのは、自慢話です。

敬意を集めたい気持ちはわかりますが、前の部署でどのような成果を挙げたのか等は、NGワードになります。

人は、劣等感を抱かせるような人物とは、壁をつくり距離をおくからです。俺は凄いぞではなく、あなたたちは凄いという話ができればベストです。

あいさつに必要な要素②|チームの不安を払拭しモチベーションを高める

次に必要な要素は、『この人となら、安心して仕事ができそうだ』とメンバーの不安を払拭しモチベーションを高めるような、メッセージです。

メンバーの不安を払拭することは、非常に大切です。職場や仕事に不安があるとメンバーは、モチベーションが維持できず、仕事を円滑にすすめることができません。

なお、メンバーが職場で抱く不安とは、以下の3つに集約されます。

  1. 分からなくて不安
  2. できなくて不安
  3. 聞けなくて不安

上司の側から積極的に、これらの不安を払拭するメッセージを送る必要があります。

自分がどうやって職場の不安を払拭するのか、その運営方針を示差なければなりません。

なお、管理職に昇進したての頃は、誰しもが「こうしたい、ああしたいと」テンション高く、理想に燃えているかと思いますが、挨拶で、その理想を話すことは、経験上おススメしません。

あなたの理想が高ければ高いほど、また、その理想の独自色が強ければ強いほど、周りのメンバーがついてこれません。

しば

劇薬のようにドラスティックではなく、漢方薬のように、ジワジワいきましょう。

人は変化を嫌う生き物です、正論をぶつけても、異端児は受け入れてもらえません。

端的に言えば拒絶されて、空回りしてしまうのです。

自分の理想や価値観を、チームに浸透させるのは、あなたがチームの信頼を得てから進めた方が効率がいいのです。

しば

かくいう私も、管理職昇進1年目は、信頼関係ができていないのに、自分と同じようなスキル・専門性・判断力をもった部下を育てようとして失敗しました・・・。

全力の空回り・・・。

最初のあいさつで求められることは、メンバーの不安を取り除き、100パーセント仕事に集中できる環境を整えることを宣言することです。

挨拶の場面で、伝えるのはこれだけで充分です。逆にこれ以外の内容は蛇足です。

部下は今の自分の環境を理解してくれて、改善してくれそうな上司を信頼し、ついていきたいと思うものなのです。

できるだけ、わかりやすい言葉で伝えましょう。

心に響く異動・着任のあいさつ(スピーチ例)

では、1と2を組み合わせて、あいさつ文をつくってみましょう。

要点を抑えてコンパクトにするのは、なかなか難しいですが、悩みながら作るだけの価値はあります。

シチュエーションによって求められるあいさつの長さが、異なることもあるハズなので、長めのパターンと短めのパターンをつくっておいて、場面場面で使い分けると、ベターです。

例文

令和〇〇年度の、人事異動で、『(役職)〇〇』として新たに(配属・着任)となりました、『(名前)××』と申します。

以前は、〇〇部署で、主に、××に関する業務の構築及びマネジメントに〇〇年間、従事してきました。

(新部署)〇〇部は、×××や△△△など、業務が非常に多岐に渡る一方、売り上げに直結する重要な部署であるとも伺っています。そのような部署の優秀なメンバーである皆さんと一緒に仕事ができることをうれしく思っています。

仕事を進めるにあたって、まずは、皆さん1人1人に業務の内容を聞きながら、部署としての全体の流れを把握したいと考えています。

その際に、疑問・気づきやアイディアなど、ちょっとしたことでもいいので、意見をくれるとありがたいです。いただいた意見を参考に、皆さんが仕事により専念できる環境づくりや業務の平準化に注力できればと考えていますので、よろしくお願いします。

ちなみに、趣味は、家族でキャンプにいくことです。オートキャンプに良いロケーションがあれば是非是非紹介してください。

本日から、よろしくお願いします。

簡潔なスピーチで、メンバーの心をガッシリ掴みましょう。

 

しば

伝えたい言葉は短く簡潔に、言葉は短ければ短いほど力を持ちます。

毒にも薬にもならない挨拶にはお気をつけください。

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