解答例文つき 昇進・昇格試験(論文編)|主任・主査が果たすべき役割とは何か

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この記事でわかること

今回は、昇進試験の小論文テーマとして出題されることが多い「主任が果たすべき役割」に着目して、その書き方や例文を紹介します。

率直に言って、主任への昇進試験は若手の登竜門的な試験であり、落とすための試験ではなく、通すための試験です。

試験の評価も、管理職試験などとは異なり相対評価でなく、絶対評価で実施されます。

しば

要するに、合格基準に到達すれば、『必ず合格』=『必ず昇進する』試験です。

主任への小論文試験で合格レベルの答案にするためのポイントは、質問の意図を理解し、その趣旨に沿った文章を書くこと、そして自身が主任としての役割を認識していることを示すことの2点です。

その上で、できるだけ減点をされないよう、小論文の書き方のルールを押さえて論理展開することが求められます。

関連記事昇進・昇格試験|小論文の書き方講座(基礎・基本ルール編)

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その他、主任や係長に関する昇進試験の志望動機を確認したい方は、こちらからどうぞ。

関連記事【例文つき】主任・係長等のリーダー職への昇進試験|志望動機・自己PRの書き方

小論文作成の準備|主任が果たすべき役割を整理してみる

小論文を書くにあたって、必要なキーワードの洗い出しから始めましょう。

以下は、私が考える「主任が果たすべき役割」に関するキーワードの整理です。みなさんも余力があれば自分の手を動かして考えてみてください。

① 言葉の定義を必ず調べる

あなたが所属する組織が求める主任の役割とは何でしょうか?

まずは、ご自身の会社の就業規則やそれに類する規定を確認してください。

そして昇進試験における小論文では、そこで掲げられている役割から逸脱しないようにしてください。

一般的には、主任の役割は以下の2点になります。

主任の役割
  1. 所属上司の命をうけ、グループ及びチームの担当事務の処理について、所属社員の指導教育を行なうこと
  2. 業務の割当て、日程を決定し所属上司の承認を受けて、実行すること

しば

簡単にいうと、組織の歯車として1人前の働きができる人。

プレイヤーとして、充分に活躍できる人材・自発的に動くことができる人材ということになります。

② 理想の主任像を具体的にイメージする

理想の主任像とは何か?

一番手っ取り早く言語化する方法は、あなたの職場にいる一番優秀な先輩主任が、どういった役割を果たしているかをしっかり見て、それをそのまま言葉にしてください。

優秀な先輩の仕事の進め方、コミュニケーションの特徴、有しているスキル等々を書き出してください。

おぼろげだった、理想の主任像が具体化されるのではないかと思います。

以下、私の理想の主任像です。

理想の主任像 BYしば
  1. 自分に厳しい
  2. 自分のしたことは自分で責任を取る
  3. 仕事の質が高い。そこそこの出来では妥協しない
  4. 説明が端的で明確。不要な言葉を並べない
  5. 他人のアイディアが、自分より優れていれば積極的に取り入れる(固執しない)
  6. チームや上司が何を求めているかを敏感に感じ取り、絶妙なタイミングでサポートできる
  7. トラブルや困難なプロジェクトが生じた時も冷静。周りを冷静にする力を持つ
  8. 複数案を示すことができる

プロジェクト 進捗管理

小論文 解答例文

小論文を作成するにあたっての論理構成

作成するにあたっては、先ほど準備した材料を組み合わせて、論理的な文章を構築します。論理展開としては以下の順番がおススメです。

  1. 用語の定義
  2. 理想の主任とは
  3. 現状の自分にできること・できないこと
  4. 足りないなら何をするか

解答例文 主任が果たすべき役割とは何か

これまで、主任の役割を、深く考えることなく業務に従事してこともあり、改めて社内規定を確認しました。

『職務権限規程』によると主任とは、『所属上司の命をうけ、グループ及びチームの担当事務の処理について、所属社員の指導教育を行なうこと』、『業務の割当て、日程を決定し所属上司の承認を受けて、実行すること』と規定されています。

私は、主任とは、1言で表現するならば『業務を動かす上で中心となれる人材』であると理解しています。

このような考えに至った理由ですが、自身の経験が強く影響しています。

私は入社してから□□部で、主に○○○業務や×××業務に従事してきました。

そこでは、優秀な先輩社員(主任)とともに、プロジェクトに従事する多くの機会を得ることができました。

先輩方を観察する中で、私が共通点として感じたことは、1人1人の業務に対するアプローチは異なるものの、どの先輩も全体像がよく見えており、チームから求められる役割に応じて、しっかりとその職責を果たすという点です。

プレイヤーが不足していれば、自らがプレイヤーとして力を発揮し、サポーターが不足していれば、黒子として盛り立て役に徹することをサラリとやってのける場面に、何度も立ち会うことができました。

以下に、私が感じているプレイヤー・サポーター役割(理想の主任像)の要点を列記します。

プレイヤーとして

  1. 仕事の質が高い。そこそこの出来では妥協しない
  2. 説明が端的で明確。不要な言葉を並べない
  3. 他人のアイディアが、自分より優れていれば積極的に取り入れる(自分の意見に固執しない)

サポーターとして

  1. チームや上司が何を求めているかを敏感に感じ取り、絶妙なタイミングでサポートできる
  2. トラブルや困難なプロジェクトが生じた時も冷静、周りを落ち着かせる力を持つ
  3. 議論が煮詰まった時に複数のアイディアを示すことができる

実際、今の自分とその先輩方を比較すると、質の部分では、まだ及ばないと感じていますが、広い視野を持つことを常に意識しながら、自身が担っている業務を進めています。

この全体像(スケジュール感やプロジェクトの規模感、コスト感覚)を把握する力については、入社してから●●年、様々な業務を経験をする中で、伸ばすことができたと実感しています。

今後は、プレイヤーとして、場合によってはサポーターとして、組織の中で不可欠な役割を担えるよう、さらに自分の能力を高めつつ、主任の役割を果たしたいと考えています。

約900文字

昇格・昇進試験に特化した小論文参考書(おススメの4冊)

しっかり学びたい人向けに昇進・昇格試験に特化した、小論文の本をご紹介します。

『小論文の書き方が分かりやすく・具体的に書かれているか』『昇進に関する模範解答がたくさん掲載されているか』の2点に着目してご紹介します

文章力を高めたいのか、模範解答(例題)を知りたいのか、ご自身の用途にあった参考書を活用していただけたら。

出版社 学陽書房 ダイヤモンド社 自由国民社 日経BP
著者 長いので省略 今道 琢也 今道 琢也 藤吉 豊他1名
出版日 2016年7月 2018年2月 2021年4月 2021年1月
頁数・価格 224頁、2,420円 192頁、1,650円 216頁、1,650円 224頁、1,650円
どんな本 公務員特化 全試験対応。初心者向け 昇進試験特化 Amazonランキング1位

文章表現特化

模範解答数 5テーマ 1テーマ 17テーマ 0テーマ
小論の書き方 ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★
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参考記事【昇進・昇格試験】 現役管理職がおススメする 小論文対策の参考書 4選 

まとめ

学校のテストとは異なり、昇進・昇格試験は、その勉強方法や手順を誰も教えてくれません。

職場の親切な上司や先輩に聞けば、ふわっとしたアドバイスをくれると思いますが、注意してください。

その方法は、その上司や先輩が『たまたまうまくいった方法』に過ぎません。鵜呑みにすると、失敗します。

少なくとも、タイムロスをすることになります。 多くの人は、昇格試験・昇進試験に合格するための学習プランをメソッド(手順)として確立できるほど、多くの受験経験は有していません。

加えて、受験者である『あなた』と『その上司・先輩』は、経験もスキルも違うので、同じ学習計画をたてても、結局、うまくいきません。

しば

過去の私も含めて、昇進試験にパスしたほとんどの人は、直感的に必要だと思う箇所を学習し、たまたま合格したというというのが真実です。 だから、先輩や上司に勉強法を聞いても無駄です。 上司・先輩の手法が、合格に導いてくれる保証はありません、根拠がなく再現性がないからです。

合格するために必要なのは、『合格までのロードマップ』には、何があって、自分が何を対策しなければならないかを、把握することです。

昇格・昇進試験に、志望動機の提出や筆記試験(択一式)、面接なども課されていて、何をやったら良いか、よくわからないという方向けに昇進・昇格試験全体のロードマップに関する記事も用意しています。

ご参考にしていただければ。

参考記事【完全攻略】昇進・昇格試験って何をすればいいの?合格までのロードマップとは

参考記事【昇進・昇格試験】小論文完全対策まとめ 合格までのロードマップ

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