【例文あり】正社員登用試験での小論文の書き方

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先日、正社員への登用試験を考えている方から、小論文の書き方についての相談をいただきました。

正社員への登用支援を突破するためには、非正規と正規の違いを把握したうえで、自分が正社員として組織に貢献できることを論文や面接などでアピールしなければなりません。

この記事でわかること
  • 正社員登用試験とは何なのか(その本質)
  • 登用試験で有利な人材とは(どういった人が評価されるのか)
  • 小論文の書き方(登用試験編)
  • 登用試験小論文(例文)

非正規と正規、待遇の面では大きな違いがありますが、組織を支える同じ社員としてみた場合、その職責には違いがあるのでしょうか?

私の意見になりますが、管理職という立場で非正規社員と正社員との違いをどう捉えているかというと、マニュアルに無いような仕事が発生した場合、正社員にはその仕事の責任を本人に負わせるが、非正規社員には、そこまでは求めていません。

しば

端的にいうと、『なんでもやる。そしてやりきる』のが正社員。『きめられたことをやる』のが非正規社員。

今回は、正社員への登用試験を考えておられる方向けに、登用試験の本質と試験対策(小論文)を例文付きで解説したいと思います。

正社員登用試験の本質とは

非正規

正社員登用試験は、なんのために実施されるか?

端的に言えば、次の2つの目的があります。

正社員登用試験の目的
  1. 非正規社員のモチベーションの維持
  2. 新卒採用で確保する人材より優れた人材を確保するため

そして主たる目的は、非正規社員のモチベーションの維持であって、人材確保のためではありません。

会社にとって、非正規社員というのは、本当に使い勝手のいい労働力です。日本では、正社員の雇用が法律でガチガチに守られています。

仕事ができないからクビ。会社はこれができないのです。

一方で、非正規は違います。会社にとって、有益ではない人材だった場合、すぐに入れ替えることができます。

なので、『非正規の社員は、そのままの待遇のまま、ずっと勤め続けてくれるのがありがたい』これが会社側の本音です。そのために、非正規の人たちの心をつなぎとめるために、正社員への登用をちらつかせているのです。

しば

実際に、新卒の一括採用の人数と、非正規社員から正社員に登用する人数を比較してください。

その人数の差が、会社の本音になります。

正社員登用のルートはあくまで例外的な裏ルート

非正規正社員は、いわば正規ルートではありません。

例えばこれが、新卒の一括採用なら、仮に募集に集まった学生が、会社に求める基準に達していなくても、組織の力を維持するために、採用計画に基づいて定数で採用されますが、中途採用や、非正規から正社員への転用に対しては、そういった力は基本的に働きません。

良い人材が、いなければ採らない。圧倒的な買い手市場なのです。

ちなみに、正社員を雇うということは、会社にとっては、将来に渡り2~3億円でその労働力を買うということです。

圧倒的な負債な訳です。

非正規から正社員を目指す人は、それ以上の価値を示さないと採用されないということになります。

しば

非常に狭き門。これまでの仕事にぶりが、高く評価されていなければ、正社員への登用は難しい。

正社員に登用される人材の条件とは

登用試験にパスする人材とはどういった人材なのでしょうか?

結論をいうと、正社員並みの人は、登用試験ではパスしません。

なぜなら、正社員でも、会社が引き止めておきたいと思うような人材(人事評価でSがつく)人材は一握りで、それ以外の人材は、入れ替えできるなら、替えたいと考えているからです。

つまり、非正規から、正社員に登用用されるには、

既に組織の一員として業務をこなすだけの力があり、教育コストが不要であること。

要するに、『大卒・高卒などの新卒社員より、人材としての価値が高い』ことが条件として求められます。

このラインが最低条件になります。

30代以上なら、既存の組織に変化をもたらすことのできる人材であること(仕事に対して、何らかの自身の考えを持っていること)。

20代なら、伸び代があること(仕事に対して真摯であり飲み込みが早いこと、組織に対して協調性があること)。

正社員に登用される人材の条件
30代なら、仕事に対して自分のビジョンがあること(改善策等)。20代なら、伸びしろが感じられること(素直で呑み込みが早く、コミュニケーション力があること)。

正社員登用試験での小論文の書き方

採点者側に、小論文を正当に評価してもらうためには、最低限の文法や表現の体裁を保っていなければなりません。

分かりやすいところでいうと、「だ・である調」と「です・ます調」を混同してはいけない等がイメージしやすいでしょうか?

取りこぼさないように、きっちり抑えておきましょう。最低限押さえておくべき、文章の基本ルールは、以下の通り。

文法の基礎ルール

押さえるべき文法基礎ルール
  1. 主語と述語は近づける。
  2. 修飾語と名詞は近づける。
  3. 文章短く、端的に。1文で60文字くらいを目安に。
  4. 1つの文には、ワンセンテンス、ワンメッセージ。
  5. 専門用語や、ビジネスカタカナ語(アジテーション、アジャイル)を使わないこと。
    ※採点が、外注の可能性があります。誰にでも伝わる文章を心がけるべき。

表現の基礎ルール

表現の基礎ルール
  1. 書き言葉と話し言葉を混同しない。
  2. 単位を統一する。お金の単位や重さ、サイズなど、誤解が生じないよう揃えておく方が無難。
  3. 同じ言葉の繰り返しを避けること。(稚拙に感じてしまう。特に語尾の言い回し。)
  4. 名詞、特に固有名詞は統一すること。
    例えば、マネージャーと管理職を同じ意味として、文中で使うなら、どちらかに統一するべき。

混同しやすい、話し言葉と書き言葉は、次の5

話し言葉と書き言葉

しば

同じ言葉の繰り返しを避けること。これは、わかっちゃいるけど、なかなか難しい。

私の場合ですが、文末に『〜と考える。』でまとめようとしてしまう傾向があって、~と考える。~と考える。の繰り返しで、考えすぎな小論文になってしまったことがあります。

 

例えば、文末の表現として、「~と認識している。」、「~です。」、「~と言えます。」などいくつかのバリエーションを用意しておくことで、回避できるようになりました。

構成の基礎ルール 3段構成(場合によっては2段構成)にする

序論本論結論で、論拠を示しつつ、自身の意見を論理的に展開する。

段落の構成は、あまり意識しなくても大丈夫です。(PREP法は、小論文には不向きです。)

『自分の意見を、論理的に述べること。』この1点に意識を集中させてください。

3段論法の使い方
  • 序論⇒与えられた課題についての、定義や現状の課題を書く
  • 本論⇒自身の意見(解決方法を書く)を書く
  • 結論⇒なぜ、その解決方法がベストなのか又は解決方法をどうやって実現するのか?を書く

小論文をノープランで書き始める人がいますが、結局は、書いては消しの繰り返しが増え、逆に時間がかかるのでおススメしません。

小論文を最短で作成する方法は、『論展開に必要な、パーツとなる文章を作成し、そのパーツを最適な順序に組み立てる。』これしかありません。最適な順序とパーツの作り方さえ分かれば、誰でも説得力ある小論文が作成できます。

しば

以下の関連記事は、昇進・昇格試験向けですが、小論文作成の本質的な部分は同じです。順を追って解説しているので、参考にどうぞ。

参考記事昇進・昇格試験|小論文の書き方講座(基礎・基本ルール編)

参考記事昇進・昇格試験|小論文の書き方講座(構成編・実践編) 

登用試験小論文(例文)

テーマ 正社員登用をなぜ志望するのか

私は、令和月に、総務部門に非正規社員として、配置され、約年間、社員給与の支払い業務など携わってきました。

支払い業務については、システム化・マニュアル化がなされており、それらの仕組みに沿って着実に実施するとともに、マニュアルで対応できないことについては、職場の上司や先輩方と協力して取り組んできました。

例えば、休暇や超過勤務の時間数は、月末に入力するルールになっていますが、未入力者への確認などです。

この未入力者の数を減らすため、社内掲示板に、月末には、注意喚起の文章を掲示するようにしたところ、一定の成果を発揮し、事務の軽減につながりました。 

今回、私が取り組んだ改善策は、自分の受け持っている作業の中での小さな取り組みですが、やりがいや達成感を強く感じました。

さらなる、やりがいや達成感を得るために、正社員として、もっと広い分野で、自分のアイディアを発揮したいと考えています。

まとめ

今回は、正社員登用試験の小論文をテーマにしましたが、

正社員登用試験は、新採の一括採用と異なり、圧倒的に合格者の少ない試験です。

そもそも、登用試験にエントリーするためには、まず所属長から推薦をもらわないと、スタートラインに立つことさえできません。

非正規社員の場合、所属長にしっかりと名前を覚えてもらうこと自体が難しいです。

職場によりますが、1人の所属長の下に社員が30人以上いるようなサイズになると、なかなか覚えてもらえません。

そして、その推薦は、大勢の中に埋没していては、得ることは、かなり厳しいです。

正社員への登用試験を受験する上で、必要となる「所属長から推薦を得るための具体的なアクションプラン」について、記事にしたので参考にしていただけると幸いです。

参考記事【正社員登用試験】所属長から推薦をもらうためのアクションプラン 4選 | しばblog (sibainu1116.com)

しば

面接が試験の範囲になっている方は以下の記事も参考にしていただけたら。

参考記事【回答例あり 厳選Q&A 9問】正社員登用試験の面接試験を完全攻略 | しばblog (sibainu1116.com)

 

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