うつ病の時に何が不安か
私の場合は、仕事の不安が原因でうつ病になりました。仕事に対して、不安を持っている人は、数多くいるのではないでしょうか?
おそらく、仕事に対しての不安は大体以下の3つに集約されると思います。
- 仕事に対する恐怖
- 失敗する恐怖
- 完璧にできない恐怖
失敗しない人は、なんていません
うつ病の時には、自意識が過剰になります。自分が傷付く事に、過敏になってしまうのです。結果、不安をもたらす全ての事に過剰に反応し、さらに不安感を高めるという悪循環にはまります。
当たり前のことですが、成功続きの人なんていません。どんな偉人であっても、失敗や困難の壁を乗り越えて成功をつかんでいます。
自己啓発本みたいになってしまいましたが、失敗しても、人生が終わるわけではないし、会社をクビになるわけではありません。人間は失敗するようにできていて、失敗から何かを学び、成功への糧にすればいいのです。
失敗する恐怖を消す方法
まず、即効性があるのは、今まで自分が仕事で困難に出会った時も、自分の努力・周りの協力を得て乗り越えれてきたことを思い出しましょう。「これまでも、うまくやってこれた。だから今度もうまくいく」と、心の中で何回もくり返しましょう(言葉に出すことも有効です)。統計的にみても不安に思っている事の94%は実際には起きません。
失う事に注目するのではなくて、今、自分が持っているものに意識を向け、感謝することから始めましょう。例えば、私は、家族がいて(妻と子供3人)、仕事があって、最低限の収入があって、家があってみたいな所に意識を向けています。
完璧にできない恐怖への対策方法
完璧にできない恐怖は、真面目な人、これまで上司や同僚の期待に応え、仕事でも、大きな成果を出してきたような人が陥りやすい恐怖です。私も、うつ病になるまでは、周りの期待には120%で応えようとしていましたし、結果がでるまでは、何時間でも残業して、がむしゃらに仕事をしていました。これは、めちゃくちゃしんどいです。自分に対して、過度に批判的過ぎるのです。厳しすぎるのです。
完璧にやらなけばならないと思い込んでいるばかりに、それが枷になり、プレッシャーで仕事やトラブルに対して手が出ない状況に陥っています。こういう場合は、とりあえず、仕事の質には目を向けずとりあえず始めてみようという気持ちが必要です。経験上ですが、手を動かしているうちに、それなりに質があがってきて、完成する事には、そこそこの成果物ができていることも多いです。
恐怖に打ち勝つには、自分から進んで、恐怖を分析する必要があります。例えば、仕事であれば、それをいつ、だれが、どうやって達成するかを整理してだけで、恐怖は消えていきます。
私もうつ病になってから、よりその業務を達成するためのスケジュール(to doリスト)の作成に力点を置くようになりました。やってみてください。
不安から逃げようとすればするほど、不安は大きくなります。不安を感じやすい人ほど、積極的にその不安を向き合い・分析し、自分がどう行動していくのかを整理しておく必要があります。
- 自分にやさしくすること(仕事に質を求めない)
- 不安から逃げるのではなく、飛び込むこと(仕事をto doリストできっちり管理する事が不安軽減になる)