若くして管理職に昇進するメリット・デメリット

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この記事でわかること
  • 若くして管理職に昇進するメリット・デメリット
  • 昇進するタイミングのコントロールは難しい

38歳で管理職に昇進して、今は事務系の課長職をやっている「しば」と申します。

手前味噌ですが、うちの会社で38歳管理職昇進は、その年度で最年少だったので、他部署の先輩管理職の方に興味をもってもらうことができました。

事前に、自分が何者かを知ってもらっていることで、他部署の管理職と円滑に仕事ができるという意味では、若くして管理職になることにも一定のメリットはあるのかなと思っています。

一方で、『若い=後輩』というだけで、煮え湯を飲まされたことも、度々あります。

端的に言えば、客観的に見てこちらの主張に分があったとしても、譲歩してもらえない等です。 今回は、若くして管理職になることのメリット・デメリットと、昇進のタイミングは後ろにする方が得なのか損なのかについて、書きたいと思います。

管理職のメリット・デメリットに関する一般的なことについては、こちらの記事を参考にしてください。

参考記事不安でも昇進するべき?|管理職になるメリットとデメリット | しばblog (sibainu1116.com)

若くして管理職に昇進するデメリット

1.業務干渉されることが多い

『若い=経験やマネジメント能力が不足している』と、内外から見られがちです。

ベテラン管理職と同じやり方で対応しても、その進め方が不安視されて、部長などの直属上司から業務干渉されることも多いです。

しば

そして、自分の意見が通らないことも多い

業務干渉が多いということは、それだけ手厚くケアしてもらえると言えなくもないですが・・・。

制度の上では、年齢が若かろうが年を食っていようが、同じ管理職ですが、若い管理職はベテラン管理職より、いろんな方面から注文が飛んできて、細かく指導・要望を受けることも多いです。

若くして管理職に昇進することで、自分のやりたいように事業が進められると思っている方は注意してください。

2.年上の部下が扱いにくい ①いちいち張り合ってくるタイプの場合

若くして管理職に昇進すると、やっかみを受けたり、値踏みされたりことも当然あります。

そして、部下の係長が全員年上なんてこともあります。

業務指示1つを取っても、相手の自尊心を気づ付けないよう言葉選びに慎重になるため、気疲れします。

コントロールが難しい年上部下のタイプの1つは、『いちいち張り合ってくるタイプ』になります。 ライバル意識(敵意)があり過ぎて、マウンティングしてくるタイプといえば、わかりやすいでしょうか??

露骨にマウンティングしてくるような年上部下は少ないですが、何かの拍子にポロポロと『俺の方が年齢も上だし、経験もある、なぜ??』という、不満がいろんな場面でにじみ出てきます。

そして年上部下は、自分の方ができるという自負があるゆえに、こちらの指示に従わず、我流で物事を進めようとしたりします。

状況によっては、チームメンバーに勝手に指示を出す事もありますし、なぜか自分だけが特別だと思い込んでいて、こちらの指示が通らないこともあります。

例えば、こんな感じです。

しば

午後からは、問い合わせの電話が多くなりそうなので、対応をお願いします
(電話対応みたいな、単純な仕事は若手の仕事だから、この指示は私に対する指示ではないな・・・・)

年上部下

年上部下の中では、課全体に指示をだしても、若手社員へ指示であると脳内変換されて通じないということが多いです。具体的に名前も呼んで、指示してあげましょう。

しば

今日は午後から問い合わせの電話が多くなりそうなので、対応をお願いします。(年上部下の)斎藤さんは午前中を中心に応対をお願いします

この手の年上部下とうまくやっていくためのコツは、自尊心を満たしてあげることです。 「●●さんの対応は、若手社員のお手本になります」とか「●●さんの仕事ぶりに、いつも助けてもらっています」等々、感謝の気持ちを忘れずに接することで、チームを支える知恵袋として活躍してくれるようになります。

しば

偉そうに書いていますが、『しば』は、人を褒めるのが、メチャクチャ下手くそです。 誉め言葉を発すると、こそばゆくなってしまうのと、噓っぽいと自分で思ってしまうからです。

私のように『褒めスキル』のない人は、「助かります」「勉強になります」「〇〇さんの意見、使わせてもらいますね」くらいでも、とりあえずOKだと思います。

これだけでも、相手から好意を引き出すことができます。

3.年上の部下が扱いにくい ②無気力で全然動いてくれないタイプの場合

逆に全然やる気がなくて、仕事を他人事のように眺めている年上部下も同じくらい厄介です。

周りの若手のモチベーションを著しく下げているのですが、本人は全く意に介していません。

このタイプ人の問題は、スキルが現場の要求基準に達しておらず、自信を失い、やりたくても自力で業務を進めることができない点です。

この状態に嵌っている人は、本人が望む望まないに関わらず、他人のヘルプなしでは業務を完遂できません、他者に完全に依存していまっています。

タイプが1人でもいると、チーム全体が疲弊します。

参考記事【上司・部下・同期】依存心の強い職場の 『困ったちゃん』から身を守る方法 | しばblog (sibainu1116.com)

その解決策は、本人(年上部下)の仕事に対する自信を取り戻してもらうため、「再教育して、スキルを高めてもらう」なのですが、中高年の場合、そういった気持ちそのものがない場合が多いです・・・。

とりあえず、すぐにできる対策といえば、周りへの悪影響を最小限にするため、チームの中で連携しないといけない業務から隔離することかなと思います。

端的にいってしまうと、チームプレーから外します。

複数人でチームとしての仕事からは手を引かせて、主担者として1人で、取り組まねばならないような仕事を割り振ります。他人に依存できないような、環境に無理やりしてしまうという事です。

その後のケアは管理職がしなければいけません。シンドイですが、チームを崩壊させないためには必要です。

4.同じ職位の先輩管理職と社内調整がうまくいかない

冒頭にも書きましたが社内調整がうまくいきません。

言い方が悪いですが、相手が頭の固い年配の課長だと、絶対上手くいきません。 こちらの主張の根拠が明確であって、筋が通っていても、相手が歩み寄ってくれないケースが多々あります。

相手方も、こちらの方が筋が通っていることは理解しているため「俺は聞いていない」とか、「このタイミングで持って来られても困る」といった、理由にならない理由でゴリ押ししようとします。

『若い人間が譲るべき』、『先輩の顔をたてるべき』、そういった古い社会習慣やべき論に縛られている人が未だに一定数いるということです。

この場合、こちらでとれる対策は少なくて、自分より更に上席の人間を連れていって、力技でこちらの主張を通すぐらいしか対策がありません。(但し、これをやると普通に恨みを買います。) 少しの間ことと割り切って我慢するのがベターかと思います。

しば

ちなみに、この手の頭の固いおっさん管理職が部長になったり、役員になったりするケースは見たことがありません。

つまり、そういうレベルの人ということです。気にしない方がいいです。

以下の記事では、社内調整で煮え湯を飲まされた経験をまとめています。参考にしてください。

参考記事【他部署の課長と対立】社内調整=ストレスフル。乗り切る為に必要なスキル3選 | しばblog (sibainu1116.com)

若くして管理職に昇進するメリット

レベルアップ

1.昇給が早い

当たり前ですが、職位と給料は紐づいているので、昇進すれば給料も伸びていきます。

一方、管理職になると残業代が支払われなくなる(その代わり管理職手当が支払われる)ので、忙しい部署や休日出勤の多い部署だと、ベテラン係長の方が若い管理職より給料が多いという逆転現象が起こります。

但し、退職金は、基本給ベースで支払われるので、生涯年収を考えると、より早く昇進した方がメリットは、大きくなります。

金銭的な面をトータルで見ると、昇進は早い方が良いという結論になります。

2.経営層に顔と名前を覚えてもらえる

だから何?と思うかもしれないですが、自分に置き換えてみてください。

重要なプロジェクトを誰かに任せるとして、顔も名前も知らない人にお願いしますか?しませんよね。

顔も名前も知らない人間は、そもそも会話にも登りません。

『面白い仕事を振ってもらう』という視点に建つと、若くして管理職になることには意味があります。

当然、社内の横断的なプロジェクトに声をかけてもらえる機会も増えます。

3.社内横断的なプロジェクトの場合、座長をしなくてもいい

職位が同じ場合、年齢によって、その責任の順位が決まるケースがほとんどです。 

社内横断的なプロジェクトや検討部会で、複数部局の管理職がそのメンバーとして駆り出される場合、議論をリードする役割は、ベテランの年長者がやってくれます。

着地点を考えず、議論に参加できるので、そういう意味では、気楽だと思います。

こういう場合は、年功序列に感謝ですね。

4.フォローしてくれる先輩管理職が多い

頭が固くて押しても引いても、動いてくれない先輩管理職がいる一方で、色々とお世話を焼いてくれる先輩管理職もいます。

役員会の進め方のお作法がわからなくて、困っていた時に、手取り足取り教えてもらうことができました。

部長や執行役員を視野に入れると若くて管理職なった方が有利

部長や執行役員までの昇進者を見ていると、どれだけの成果を生んだのかという点に加え、今の職位を何年勤めたのが?

が加味されています。課長から1年で部長に昇進するような人はまずいません。

もし、今の会社での最終ゴールに役員やそれ以上のポジションを掲げているなら、若くして昇進した方が有利です。

まとめ 昇進のタイミングは自分でコントロールできないから、さっさと昇進するのが吉

昇進

昇進するタイミングは、自分でコントロールできると思いますか?

制度的にはできるように見えて、実はコントロールは難しいです。

理由は2つ

昇進するタイミングは自分でコントロールできない理由
  1. それぞれの職位には、そのポジションに適した年齢がある
  2. そして、その旬の年齢は意外と短い

 

職位には、そのポジションに適した年齢というものがあります。

例えば、25歳で平社員は、疑問を感じませんが、50歳で平社員には、疑問しか感じません。組織の立場で考えると、50歳の平社員は、マジョリティとして想定されていません。

加えて、このポジション別の旬の年齢は、意外と短いという事実はあまり知られていません。

課長職への昇進に目を向けると、その旬の時期は30代後半から40代といったところになります。

50代では決してありません。

課長職とは、管理職として経験を積んでいき、将来的にはその経験を会社に還元していくことが望まれるポジションです。

退職が迫った50代を課長職に昇進させても会社側にうまみはありません。

管理職として、高い給与を払うなら、出来るだけ長期間にわたって、その経験を会社に還元してくれるであろう人材を昇進させたいと考えるのが道理です。

結果、課長職への昇進は30代後半から40代に自ずと決まってくるという訳です。(これより高齢の人が昇進することもありますが、それはどちらかといえば、その人の能力に期待しての昇進ではなく、これまでの労をねぎらうご褒美としてになります)

昇進制度とは、この旬の時期を逃さず、その波に乗るか反るかを自分で選べる制度です。

一度、タイミングの波から降りてしまったら、二度目の波は基本的にありません。

なので、もし昇進するかどうかを迷っているなら、とりあえず、昇進してから悩むことをおススメします。後から『やっぱり昇進したい』と思っても、タイミングがずれてしまうと、その希望が叶うことはないからです。

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