「仕事は楽しいかね2」に学ぶ 仕事の質が低い部下をマネジメントする方法

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中間管理職になって思う事

去年から中間管理職になって、それから仕事がつまらなくなりました。
業務に対して、手綱を握れない。船頭と漕ぎ手の間を行ったり来たりみたいなイメージで、仕事に貢献しているという、実感がない。といったところで悩んでいます。中間管理職は、プレイヤーとしてもマネジャーとしてもその役目を期待されているポジションであり、その両方共が中途半端になっている状況です。

特にモチベーションの低い、年上部下のマネジメントについては、正直、辟易しており、相手の事を考えても仕方がないのですが、頭の中でずっと「なぜ?なぜ?」が去来しています。

中間管理職の上司と現場を預かる部下の、最良な関係について色んな本を読んできましたが、部下のマネジメントの本質と中間管理職のプレイヤーとして望まれる資質について、非常に納得でき、発見の多かった本があったので皆さんにご紹介します。

仕事は楽しいかね2 デイル・ドーテン著

 

仕事は楽しいかね2
読みやすさ
(5.0)
納得できる内容か
(3.5)
職場ですぐ使えるか
(3.5)
新たな発見があったか
(3.5)
総合評価
(3.5)

本書からの抜粋と私の考え

<抜粋>

僕の関わりと言えば、これらの問題を解決してやることばかりです。部下たちの相手をするだけで、1日が終わってしまいます。私は部下たちの力になってやるうちに、本当の仕事、つまり自分の得意な仕事を捨ててしまった。

 

部下は君のところで、問題を解決してもらえるなら、みんな何度でも来る。どうして自分で解決するような、危険を犯すだろう。君が解決したなら、問題が起きても、責められるのも君。いわゆる責任回避だよ。

 

君は自分の部署の神様になろうとしているんだ、そりゃ大変だろう神様になるなんて。

 

この状況は、全くもって今の私の職場環境と一致していて、思わず目を疑いました。私自身は今の部署で約8年在籍しており、知識と経験が多いのです。少し頭を使う課題や、手に負えない顧客(クレイマー)からの電話があると、部下にすぐ引っ張られてしまいます。

 

<抜粋2>

部下には、はっきりと言うこと、解決策を求めて私のところへ来るなと。選択肢のエキスパートになれとね。私なら可能性を見せてみろをモットーにする。そして部下たちに力を貸し、一人ひとりに自分のブランドを、育てさせること。得意なものを何か1つ待たせるんだ。

この部分は、今後の部下に対する接し方の指針になります。部下が委縮して相談しなくなって失敗してしまうと困るので、なかなか、「解決を求めてくるな」は言いにくいですが、やんわりとちゃんと自分の頭で考えてきてから、私のところにきているかをチェックしたいと思います。

 

後半部分については、できるだけ部下1人1人の資質を把握し、得意な業務を割り振りできるよう、工夫していきたい・・・でも、正直何が得意かが見えにくい。

 

私の職場では、そこそこ優秀な部下は、器用になんでもこなし、ダメな部下は、何をやらせても時間が異常にかかったり、質が低かったりという傾向があります。皆さんのところはどうですか???

 

<抜粋3>

成績の上がらない社員に警告するのは、実績のある部下に、報いる方法の1つです。部下たちは、上の連中はちゃんと気づいているぞと思って、気を引き締める。

 

普通の出来を見逃していたら、基準が下がってしまいます。そこそこやっていればいいや、ということになっ

てしまう。

これは、完全に盲点でした。私にとっては全くの新しい視点。

 

私の部下の評価は、無意識のうちに減点方式に陥っていて、最低限期限内で、こちらが求めているクオリティを満たしていればOKという考え方を持っていました。

 

要するに今まで私の場合だと、部下の仕事に対して60点の質でも100点の質でも、どちらに対してもOKという評価しかしていませんでした。

 

もちろん、質の高い仕事をしてくれる部下には、人事評価を高くつけたり、創意工夫のし甲斐がある、魅力的なプロジェクトを任せたり、一定の区別はしていました。

 

今後は、60点の質の仕事に対しては、私の方でメンテナンスをして質を上げてから、プロジェクトに流し込むという作業を改め、時間的余力がある時には、もう一回部下に考えさせていきたいと思います。

<抜粋4>

  1. 優れた部下はそこそこの出来に甘んじたりしない。
  2. 上司が困っていると、彼らはすぐ助けに来てくれる。頼む必要などない。
  3. 有能な部下は、自分に対して極めて厳しい。彼らに指導は必要ない。ただよくやったと褒めるだけで良い。
  4. 優れた部下は、自分のしたことは自分で責任を取る。
  5. 良い部下がいれば、後ろを振り返る必要がない。彼らがしっかり見ていてくれる。
  6. 優れた部下は、問題が起きたり混乱している時にこそ、素晴らしい力を発揮する。彼らのおかげで、みんな落ち着きを取り戻す。
  7. 良い部下は情報を明確にする。専門用語を並べて話したりせず、選択肢をきちんと提示する。
  8. 私にとって優秀な部下とは、いろんな可能性を示してくれる部下だ。

こんな部下おらんやろ・・・。

 

この中の1つでも資質として持っていれば、間違いなくその人は職場のエースでしょう。

 

中間管理職として、私自身もまだ業務のプレイヤーなので、肝に銘じて仕事に取り組んでいきたいと思います。特に今の私の仕事のやり方では、十分に配慮できていない1と2と8に注力していきたいな。

紹介した内容以外にも、優れた上司とはなんぞやといった事がたくさん記載されています。アメリカの雇用情勢をベースに書かれた本なので、職場の流動性が高く(無能な部下には辞めてもらうみたいな表現が多い)、管理職が望めば、理想の職場の構築ができるという観点で書かれています(これはさすがに日本では無理)。その分を差し引いても、読む価値はある本だと思います。

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